12月2日 人権講話
- 公開日
- 2024/12/02
- 更新日
- 2024/12/02
学校日記
朝の会で、校長より「人権講話」を行いました。
はじめに、今年の人権啓発ポスターを提示し、メインテーマ「みんなちがっていい。80億人の人権ピース」の紹介をしました。
・・・日本では、毎年12/4~10を「人権週間」として定めています。これは、1948年に国連が12/10を「世界人権デー」と定め、世界に人権について考えましょうと呼びかけたことがきっかけです。ですから、日本だけでなく世界中で「人権」について考えている時期なのです。自分も友達も周りの人も、「一人ひとりが違う」ことを知り「それぞれの違いを大切にすることを考える」一週間です。
「人権」とは、社会科の授業でも学び知っている人もいることと思いますが、一人ひとりが生まれた時からもっている自分らしく生きる権利のことです。もちろん、自分さえよければいいというわけではありませんが・・・。みんなは、一人ひとりに個性があり、それぞれ良いところ、すてきなところをたくさん持っています。また、得意なことや苦手なことも人それぞれです。みんなが、それぞれの違うところを認め合いながら、自分や周りの人のすてきなところをたくさん見つけられるようにしてほしいです。みんな一人ひとりが、優しい気持ちをもって、困っている人がいたら、それぞれの得意なことを生かして助け合えたら、きっとすばらしい世の中になっていくことと思います。
しかし残念なことに、世の中には「性別や国籍による差別」、「障害のある人への偏見・差別」、「虐待やいじめ」、「SNSなどによる誹謗中傷や特定の人を攻撃する」など人権を侵害する行為がたくさんあり、なくなっていかないのも事実です。でも、だからといって、私たちが諦めてしまってよいのでしょうか。そういった風潮に流されてしまってよいのでしょうか。違うと思います。
私たちだけでも、そして、私たちの周りから、学級・学年・学校から、家庭・地域から、こうした「人権を侵害する行為を0」にし、「心ある温かい社会」をつくっていくべきだと思います。
SNSによる投稿について、もう一つの啓発ポスターがあります。そこには、「投稿する前に、想像しよう」という言葉が書かれています。心ない言葉を掲示板等に書き込むことは、例えば、学校でいえば、朝学校に来たら、すべての教室の黒板に書き込んであるようなもので、世界中の学校の黒板に書き込んであるようなものだと思います。目の前の画面だけに書き込んでいるわけではありません。「投稿するまえに、想像しよう」です。