7/17(金)1学期 終業式
- 公開日
- 2026/07/18
- 更新日
- 2026/07/18
全学年
終業式で夏休みに向けて以下のような話をしました。
夏休みを充実させる「制服感情」と「よそいきの心」
明日から、いよいよ長い夏休みが始まります。今年度の入学式・始業式では、「失敗しても大丈夫」というテーマでお話をしました。この一学期、子どもたちは日々の学校生活やさまざまな行事の中で、自ら考え行動する「考動」の姿をたくさんみることができました。自ら一歩を踏み出したすべての「考動」が、次の活動やこれからの生活にしっかりとつながっていると感じています。明日からは、自分で考え、自分で時間を決めて「考動」する45日間の夏休みに入ります。終業式では、この長い休みをより充実したものにするためのヒントとして、「制服」を題材にした話をいたしました。以下にその内容をご紹介します。
今年の夏休みは45日間あります。運動に打ち込む人、勉強を頑張る人、趣味を極める人、それぞれ計画を立てていることでしょう。これだけまとまった時間があると、何をするにも基本的には「自分の意志で決め、自分で行動する」ことになります。そこで今日は、この自由な夏休みを充実させるために、皆さんに意識してほしいことについてお話しします。
東浦中学校で新しいブレザーの制服が採用されてから、今年で3年が経ちました。普段の学校生活では、体操服やジャージで過ごすことも多いため、ブレザーを着る機会はそれほど多くないかもしれません。ですが、今日はあえてこの「制服」に焦点を当ててみたいと思います。
キーワードは「制服感情(せいふくかんじょう)」です。皆さんは、こんな経験や様子を見たことはありませんか?アルバイトの高校生が、お店のユニフォームを着ると急に身が引き締まる。警察官や消防士の方が、制服を身にまとうことで強い使命感を持つ。部活動の試合で、ユニフォームに袖を通した瞬間に「よし、やるぞ」と気持ちが高まる。古くからの川柳にも「良い着物を着れば、家の中でも自然と気持ちがかしこまる」というものがあります。このように、身に付ける衣服によって、自分の心や意識がポジティブな影響を受けることを「制服感情」と言います。
この「制服感情」は、自分の心にスイッチを入れるだけでなく、周りの人に与える印象にも大きく関わっています。きちんとした身なりの人を見たときと、だらしない身なりの人を見たときでは、受ける印象が全く違います。日本には昔から「よそいき」という素敵な言葉があります。これは、服装だけでなく、話し方やしぐさなどを、普段とは変えて改まることです。「いつもとは違うんだ」という新鮮で引き締まった気持ちを持つことが「よそいきの心」です。これを現代の言葉で言い換えるなら、時と場所、目的に応じた行動を意味する「TPO」と言えるでしょう。
夏休みは、学校という枠から離れ、自由な時間が増えます。出かける場所や、会う人、取り組む内容によって、皆さんの服装やスタイルも変化するはずです。だからこそ、どんな時であってもこの「制服感情」がもつ意味を思い出し、「よそいきの心」、つまり「TPO」をわきまえた行動を忘れないでください。自分で自分をコントロールし、誇りを持てる行動を選ぶことが、この45日間を最高に充実させる鍵になります。
最後になりますが、夏の間は熱中症など、健康管理には十分に気を付けてください。二学期の始業式に、一回り成長した皆さんと元気な姿で再会できることを楽しみにしています。