11/5(火)朝会 校長講話
- 公開日
- 2024/11/05
- 更新日
- 2024/11/05
職員
知識と探究
きょうは、「知識と探究」について話をします。
話が難しいとそれだけで考えることをやめる人もいますので、これを自転車に例えてみます。自転車は自分の意志でペダルをこぎ、後ろのタイヤを動かして、ハンドルや体でバランスをとって、自分の好きな方向に進みます。まずはこれをイメージします。
それでは少し話を戻し「知識」について話をします。
「知識」は自転車でいうと後ろのタイヤです。後ろのタイヤがあるから自転車は進むことができます。
中学生の世界で知識は、読み書き計算から始まり、年齢に応じて各教科で教科書によって学習することです。毎日実践していることです。自転車に後ろタイヤがないと進めないように、私たちも、知識がないと、学習を含め毎日の生活でいろいろなことを考えていくことができません。だからとても大切なことです。
次に探究です。
中学生において探究を、「自分の興味関心があることを、自分で探って自分の考えをもつこと」とします。
知識と違うところは、探究の取組には、「正解がひとつではない」ことです。総合的な学習の時間に行うのは多くが探究の取組です。大切なことは、「自分でどのようなことに興味関心をもち考え、どのように調べたり聴いたりして考動したか」ということです。そして結果ではなくプロセス(途中でどのように取り組んだのか)です。
探究学習は自分で方向を考え、自分でペースを考えながら学習を進めていくことができます。
それではまとめてみましょう。
1 自分の意志でペダルをこぐ = 知識を知る
2 後ろのタイヤが動く = 読み書き計算などの知識を吸収する
3 後ろのタイヤが動く力を使い
自分でバランスをとりながら前に進む = 自分で決めた方向に自分のペースで学習を進めていく【探究学習】
今実践している総合的な学習です(^^)/
今日のまとめ
知識を丁寧に蓄えて、それを使い、正解がいろいろある探究に取り組める力・考え方をみにつける。自分のペースで学習できるようにする。
今日は探究と知識について話をしました。