学校日記

6/24(水) 森岡小の協同学習 「むれ」っていう本、知っていますか?

公開日
2020/06/24
更新日
2020/06/24

学校

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 図書の先生と。現職主任の先生から紹介してもらいました。MOE絵本屋さん大賞2019新人賞第1位となった絵本です。

 「よのなかには、さまざまなむれがあります。」という文からスタートし、ひつじのむれやさかななどのいろいろなむれが登場します。各ページには、そのむれの中に1匹だけ何かしら違うものがあり、それを見つけて読み進めます。それぞれページに出てくるむれは、ほとんどが同じような色、同じような姿です。
 そして最後に登場する1匹のアリは、みんなと違う方向にどんどん歩いていきます。そこでそのアリは、今までみたことのないアリのむれに出会います。
 そのアリのむれは、色や形、大きさもみんな違ったアリたちのむれでした。これがエンデイングです。

 そのときのアリはきっと驚いたことでしょう。そしてこんな素敵な仲間がいることをしって楽しくなったことでしょう。
 私たちが取り組んでいる協同学習に、この話はとても役に立ちます。

 学級や学年で、私たちは学び合っています。でも、みんな同じ考えではありません。みんな一人一人違った考えや感じ方をしています。しかし、それを伝えないと表面的には、みんな同じに見えてしまうかもしれません。最後に出会ったむれは、みんな同じではなく、みんな違っていました。みんな違うということは、教室ではいろいろな考えに出会えるということです。
 だからこそ学ぶ価値があります。それぞれの違いを出し、協力して学び合うことが、楽しい協同学習につながります。
 いろいろな色や形があるように個性があり、それがむれになっているからこそ、面白い考えが出され、違いから学ぶことができます。自分と他者との違いを知ることで、深く学ぶ。森岡小では、ここを大切にしていきます。