学校日記

9月23日(月) 東浦五ヶ村虫供養

公開日
2019/09/24
更新日
2019/09/24

藤江小ブログ

 毎年9月の秋分の日に、東浦では「虫供養」という行事が行われています。虫供養は、農作業の折に知らず知らずのうちに殺してしまった虫類を供養する行事です。旧五ヶ村(森岡・緒川・石浜・生路・藤江)が、毎年順番で実施しており、本年度は藤江地区が担当し、藤江小学校の前身である反強学校が置かれていた安徳寺で行われました。そのため、藤江小学校からも校長が学校を代表して参加しました。
 この行事は緒川の領主水野氏が元亀・天正(1570〜80)の大坂石山合戦のおり、持ち帰った仏画を祀ったことに始まると伝えられており、戦国時代末期から400年以上続けられている伝統行事です。東浦町にある5つの地区が持ち回りで行っていることから、「東浦五ヶ村虫供養」と呼ばれています。この行事は「知多の虫供養行事」として、愛知県の無形民俗文化財にも指定されています。
 この日も各地区の代表や来賓ら多くの人が安徳寺を訪れ、大数珠を回しながら念仏を唱える「百万遍念仏」が行われました。下の写真はそのときの様子です。子どもたちには、人が食べる作物を育てる過程において、多くの命が犠牲になっていることを忘れず、食べ物を大切にする心を伝えていきたいと思います。なお、このときの様子は9月24日(火)午後5時より、知多メディアスで放送される予定です。